「今日は大安吉日で縁起がいい」
「玄関に縁起物を飾る」
「縁起でもない」など使う「縁起」という言葉ですが、その意味とは?
今回は「縁起」についてご紹介します。
縁起とは
読み方
:えんぎ
由来・語源
:元々は仏語(仏教の言葉)で、因縁生起(いんねんしょうき)の略。
サンスクリット語の「pratitya-samut pada」の訳語。

「因縁生起」とは、万物(すべてのもの)は因縁によって生じるという意味です。
「因」とは原因のこと。「縁」は結果を起こすための条件のことです。
「因縁果の道理」ともいい、どんな結果も因と縁があり、因と縁はセットでどちらかだけでは結果は生じません。
因縁生起の例
:ヒマワリの花の場合「因」はヒマワリの種、「縁」は花が咲くために必要な土、水、光などです。因と縁があって結果、花が咲きます。

本来の意味からすると、「縁起物」や「縁起を担ぐ」ことで良い結果が出るわけではなく、自分行動次第、心がけ次第ということですね。
ちなみに、縁起が良い動物といえば…
鶴は千年、亀は万年といわれ「長寿の象徴」のツルとカメの他にもたくさんいます。
フクロウ(梟):不苦労(苦労がない意味)の幸せの鳥
カエル(蛙):無事帰る、福が返る(かえる)
ネコ(猫):福を招く、招き猫
